桜ライン311 代表理事 岡本翔馬さん

 

岡本さんとの出会いは、2014年3月。 
東北震災支援プロジェクトで、陸前高田市を訪れた際。

 

 
その後、2016年に、
私が「桜ライン311」の植樹会に参加するなど、
交流を続けてきました。
  
そして、
講演で全国を飛び回る岡本さんが、
  
名古屋での講演後に再会し、
さらに意気投合。
   
  
SAAGにも一緒に行きましたね!

 岡本さんの想いや活動を、改めてお聞きし、

自分にも何か出来ないかと思っていました。
 
   
それが、
今回の写真展にも繋がっています。

 

【悔しい】

 
大昔に、
三陸海岸を飲み込んだ今回と同等規模の津波。
 
その記録や痕跡を先人が残してくれていたにも関わらず、
その教訓を活かせなかった悔しさ。
 
 
津波への注意喚起の石碑を眺めて、
 
 
「津波によって奪われた命は、もっと少なくて済んだのではないか?」
 
 
その思いが、今も頭を巡るそうです。
 
 
地元・陸前高田を想う気持ちを語る
岡本さんから感じたのは、
 
大きな「愛」でした。

 

【桜ライン311】

岡本さんをはじめ、同じ想いを持った同志たちは・・ 

 

「次の世代が、この悔しさを繰り返すことのないように、
今回の津波の到達点を桜の木でつなぎ、後世に伝えたい。」
 
その想いで「桜ライン311」を立ち上げます。
 
 
 
「桜ライン311」では、
 
岩手県陸前高田市内約170kmに渡る津波到達ラインに10mおきに桜を植樹し、
  
ラインに沿った桜並木を作ることで、
  
後世の人々に津波の恐れがあるときには、
  
その並木より上に避難するよう伝承していくことを活動としています。
 
 
年に2回行う、
大規模な桜の植樹会には、
全国から数千規模の参加の応募があるそうです。
 
以下の写真は、私も参加した2016年3月の植樹会の様子↓

 

【現在の陸前高田市内】

 
震災から7年が経った現在でも、
 
復興はまだまだ道半ばというのを、
ご存知でしょうか?
 
 
下の写真は、2018年3月11日付けの桜ライン311ブログに掲載されたものです。
震災前は、ここに街が広がっていました。
 
しかし、
現在でも広がるのは土の色。
 

これが現状です。

 

【震災を忘れない】

以下は、桜ライン311ブログ
「東日本大震災から7年となりました。」より抜粋
 
 
『私たちの事業は次世代のこの街の命を守るために始まりました。
しかしその後も大規模な災害は繰り返し発生し、
多くの命が自然災害により失われています。
東日本大震災の教訓を多くの方にお伝えすることで、
災害による犠牲者を一人でも減らすことはできないか?
その思いで日本全国の皆さまとの植樹会を続けています。
災害で命が失われることで生まれる悲しみを、
少しでも減らすために。
私たちの教訓を日本全国の方にお伝えしたい。』
 
  
 
 
東北から離れていると、
震災のことは忘れてしまいがちです。
 
しかし、
自然災害はどこにでも起こり得るもの。
 
 
私が住む名古屋も、
以前から大地震の可能性が指摘されています。
 
 
東北の復興を願いつつ、
自らの危機対策を考えること。
 
 
「震災を忘れない」
 
 
この事が、
東日本大震災の経験を無駄にしないために必要な事だと感じました。

 

【岡本さんの魅力】

 
「桜ライン311」の代表理事として、
長らく先頭に立つ彼は並の若者ではありません。
  
  
講演などで発揮される彼のスピーカーとしての能力は素晴らしく、
自然と人を惹きつけてしまう話ぶりは、
努力と経験の賜物だと思います。
   
  
また、
植樹会の際に、数百人をまとめ上げるそのリーダーシップ、
企業の誘致など大きな交渉にも長けているその才能は、
メディアにも頻繁に取り上げられるほど。
 
 
彼が率いる「桜ライン311」によって、
多くの人に良い影響を与え、
多くの人の命が救われることでしょう。

 

 

【震災を風化させないために】

私にも何か出来ることはないかと考え、
今回の写真展での寄付を思いつき、
  
その趣旨に岡本さんが快く賛同して下さり、
コラボさせていただくことになりました。
  
  
写真展では、
私が実際に、見て・感じて・撮った
陸前高田市の様子をアルバムに収めてご用意してありますので、
それも、合わせてご覧いただければと思います。
   
   
「桜ライン311」の想いに、
少しでもご協力出来たら幸いです。

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